2012年04月30日

Alternative series 第二弾!テストライド~

昨年、MAINSオリジナル「HOPE SURFBOARD」をリリースして早一年とちょっとがたちました。

HOPEにかんしては、リアルタイムな超ハイパフォーマンスなラインとして展開してきました。これからも一切の妥協はなしに、その時その時の世界の最先端なサーフボードデザインを取り入れながらもオリジナリティを大事にし革新的なサーフボードをデザイン&シェイプし皆様に感動と期待(希望/HOPE)お届けしたいと思っています。


そして!最近ブログでご紹介しているオルタナティブ系サーフボードを少しずつリリースしています。

ファーストモデルは、パフォーマンスレトロフィッシュでした。そして今回ご紹介するのは、セミレトロな顔つきに8チャンネルを施し両面フォイルのキールフィンをセットしたこのモデルです↓

Alternative series 第二弾!テストライド~

Alternative series 第二弾!テストライド~

Alternative series 第二弾!テストライド~

Alternative series 第二弾!テストライド~

Alternative series 第二弾!テストライド~

このボードは、DREAM BOARD(アンドリュー・キッドマンシェイプ)のルックスからインスパイアされました。

コレです↓

Alternative series 第二弾!テストライド~

このドリームボードは、アンドリュー・キッドマンが「小さいな波で最大限のスピードを引き出すためにシェイプしたボードで、以前、僕が持っていたスキップ・フライの5'9"フィッシュのシェイププランをもとに製作したんだ。スワローテールのピン部分が引きずるような感覚を生み出してしまうからテールをスクエアにして、プレーニング面が生み出すスピードをコントロールするためにチャンネルを入れた。似たようなボードを5年前に作ってみたけど、その時は短かすぎて失敗…。
それから2005年、カリフォルニアにいた僕はリチャード・ケンビンと一緒にオリジナルの"シモンズ"をモローベイでテストライドしてみた。そのシモンズの形がしっくりきたので、フィンデザインはシモンズフィンを拝借している。実はこの日から、リチャードも僕らが貸したオリジナルのシモンズフィンのレプリカを使うようになった。
そして、ラ・ホヤのビッグウェイブでもシモンズに乗ってみたけど、驚くほど調子がいい。広いベースのフィンが生み出すスピードとドライブ感は、本当にたまらないね。だから僕はシモンズのフィンが短いボードでどのように機能するか試したくなって、このドリームボードのシックスチャンネルの上にセッティングしたんだ。実はリチャードのミニシモンズも、そこから得たヒントをもとに考案されたボードなんだよ。結果的にはこのドリームボードでのテストは大成功に終わったと思う。こんなにもクレイジーでユニークな感覚は、未だかつてサーフボードの上で味わったことがないと断言できる。前方のパネルブイの部分でスライドがはじまって、フィンが引っかかるまで横向きに水面の上をスライドしてくれる。ホローなレフトハンダーのクリティカルなレイトテイクオフでは、パネルブイによって垂直にスライドして、次にフィンがストッパーの役目をはたすとライン取りが決まり、そこからどんどん速度を増して抜けていく。それらの動きが全て乗り手の意図のままに展開していくんだ。バレルの内部ではパネルブイを基軸に思いどおりにレールtoレールが可能で、本当に至極の気分を味わうことができる。この板は世界最速の小波用サーフボードだと僕は思っている。テスト用として製作したボードだから各部位のデザインは極端な数値になってるけど、そうすることによってそのデザインの限界を知り、より乗りやすいボードにするにはなにをしたらいいか分かってくるんた」

以上グライド アンドリュー・キッドマンのインタビューから引用



私個人の考えとしては、あくまでもこのボードのルックス(形)が第一であり上記のインタビューのボードコンセプトにインスパイアされたのではありませ。

なぜなら、このボードを小波ボードといっていますが彼らの言う小波は我々日本人からしたら全然小波ではありません。あとダウンザラインをしてロングライド出来るブレイクもありません。

私達が普段乗ってる波は、ショルダーの短いパワーの無い波で、せいぜい2〜3回のターンがやっとって感じの波ばかりです。

あまりにもこの種のボードで乗る波が違い過ぎます。だからこそデザイン的なコンセプトを最大限残し私達が普段から乗っているアベレージな波を楽しめるようにアレンジを加えてリデザイン&シェイプしました。

まずは!板の長さを5'4"にスケールダウン、フラットロッカーで、ブイ×チャンネルボトムは似た感じです。ただノーズからセンター辺りまではシングルコンケープに… あと!フィンのセットポジションはドリームボードとくらべるとかなり前にセットしました。

そして一番の違いはストリンガーレスということです。何故!ストリンガーレスにしたかというと、理由は一つ"フレックス"です。

この種のボードは、基本フラットロッカーなので走りという点ではスピードが出るボードですが!マニューバー性能だったり加速力は現代のショートボードとくらべると劣ってると思います。

かといってロッカーを強くしたらこの種のボードの良さは失われてしまいます。特に日本の波(浜松)は、ショルダーが短いので波に対して横向きで乗ってたら直ぐにライティングが終わってしまいます。ショルダーの短い波は出来るだけ縦に下りてボトムターンしてからトップターンをすることで波の上に長い時間ステイ(ロングライド)していられるのです。

そのためには、波のフェイス角度だったりターンの強弱に対してボード(ロッカー)が順応し波と一体化させる事で縦のライン取りだったりトップでのコンパクトなターンにつながると考えました。それがストリンガーレスにした最大の理由です。

あと!ドリームボードとの一番の違いは、フィンポジションをできるだけ後ろにセットするのがセオリーとされてるドリームボードと比べるとかなり前にセットしてあるということです。理由は!回転性をだすためです。

以上が、ドリームボードのルックスを最大限キープしつつ日本アベレージサイズの波で、できるだけ沢山のマニューバーを描けるようにをコンセプトにデザイン&シェイプしました。

そして!今朝テストライドしました(^-^)/

波は、腰前後で海面ザワついたダンパーが中心。本当にごくたまに切れた波がありその波のみが何とかライド可能でした。

試乗感想は、とにかくテイクオフが早い!とてつもなく早い!そしてスピードが尋常じゃないぐらい速い!とにかく速い!

あと!ルックスからは想像でき無いぐらいクイックに動いてくれる。しかも!ドライブ感もいい感じ〜♪

店長が写真を撮ってくれたのでチェックして下さい↓

Alternative series 第二弾!テストライド~
タルイフェイスにロッカーとフィンポジションがベストマッチだと感じた。

Alternative series 第二弾!テストライド~
このライディングは、今日一番の波にカービングtoスナップ。

Alternative series 第二弾!テストライド~
タルくてパワーのない波のフックに合わせるよにワンカット!こんな経過な動きも可能なんです。

今日は、速いブレイクだったのでレールを長くホールドするようなターンを試せませんでした。

次にテストライドする時は、ターン系を意識して乗りたいとおもいます。

長文にお付き合いくださりありがとうございましたm(_ _)m。


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この記事へのコメント
すごく気になります(>_<)
Posted by あきちゃん at 2012年05月01日 07:06
あきちゃん、一度試乗してみますか?
Posted by TOTO at 2012年05月01日 21:05
マジですか?

ありがとうございますm(__)m

是非試乗させてください
Posted by あきちゃん。あきちゃん。 at 2012年05月02日 08:28
マジですか?

ありがとうございますm(__)m

是非試乗させてください
Posted by あきちゃん。あきちゃん。 at 2012年05月02日 08:28
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