せっかくジェフが来日してるので、私TOもジェフの協力のもと メインズオリジナル 未来型サーフボードを作成。
何が未来型なのか?皆さん気になるっしょ…(笑) 私の考える未来型サーフボードとは、コンペ派で、パキンパキンに攻める最先端なサーフスタイルから、フリーサーフ派、スタイルを重視した、ゆる~い感じのカービングなサーフスタイル。そう全てのカテゴリーを取っ払った楽しい楽しいサーフボードなのです。
もう少し分かりやすく説明しますと、最近流行りのミニボートのファンでイージーな乗り心地とレギュラーボードが持つ攻め攻めなコンセプトを見事に融合したサーフボードです。
このブログをチェックしてる皆さんにも、ラウンドノーズ系のフィッシュに乗った事がある方って結構いると思います。皆さん乗ってみてどう感じましたか?乗ってるボードのスペックさえ外してなければ、テイクオフも速いし、乗ってからの動きも良いので、GOODなフィーリングを感じた人って結構いると思うのです。が!同時にイマイチ責めきれない、大きい波だとターンができない、ソリッドな縦のアプローチが難しい、バックサイドのボトムターンで引っかかりやすい、などなど上げたら切りがないぐらいにマイナス点を感じてると思います。それでも、それらのマイナス点よりもイージーパドル、イージーテイクオフ、イージーコントロール、などのファンな性能の部分が比率的にみるとあるのでチョイスしてるサーファーって結構いるとおもいます。
でも、それは!レギュラーボード(ノーズの尖ったシャープなボード)にも言える事だと俺自身日々感じています。そう感じているからこそ様々なボードをテストする中で、誰にでも、どんなレベルのサーファーにも本当に乗りやすいサーフボードって無いのかな~って日々考えてきました。
そして!ここ数年乗ってきた様々なスタイルのボードと、自分自身が考えたボードデザイン、そして!それらのボードのコンセプトに比例した乗り心地、それらのデータをベースに考えた新なサーフボードカテゴリー [HPFB]ハイパフォーマンス ファンボードの略です。
ようするに!美味しい所が全部くっ付いちゃいました…(爆笑)
このようなコンセプトのサーフボードを昨日ジェフと二人で作ってしまったのです。
それでは!どのようにシェイプしたかチェキラッチょ↓
まずは、ブランクスです。詳しくはシークレットです↓
ノーズロッカーは、小波重視のローロッカー。だけど!大きく掘れた波にも対応できるギリギリなラインをせめてます。詳しくはシークレット↓
フラットなノーズロッカー~センターのロッカーまでのナチュラルなカーブラインを失わない微妙なさじ加減。この仕事こそがまさにオリジナルモデルと言い切れるところです↓
そして!センターロッカーからテールエリアのやや強めのキックテールロッカー。このテールエリアのロッカーにこそオールラウドボードとして機能させる為の秘密が隠されているのです↓
ボードの長さは、5'8" 俺の身長は169cm ワイドポイントもこのボードのロッカーに合ったアウトラインを作る為には必要不可欠なところです。↓
理想のテールロッカーを作る為に最もベストなポジションをテールエンドに↓
そして!このモデルのテールロッカーを100%機能させる為のアウトラインを様々なテンプレットを使い作りあげます↓
そして、ロッカーにベストマッチするであろうと考えたアウトラインが書けました↓
テールのカーブは、数値的にはワイドなんだけど、ラウンドスカッシュにする事でナチュラルなラインに仕上がりました↓
ノーズのカーブは2タイプ書いて結果、内側のアウトラインに決定です↓
ビューティフルなアウトラインが書けて、ジェフも俺も大満足って事で、いよいよハンドソウーでアウトラインをカットします↓
プレーナーを使い大まかなロッカーやコンケープを作り上げて、プリシェイプ段階のレールのボリューム感をチェック↓
この段階でコンケープはバックリ入っています。とくにテールエリアはディープです↓
俺自身の考えですが、このプレーニングエリアはボードの心臓部です。なのでコンケープの流れには細心の注意をはらいチェックします↓
レール形状もこのボートのコンセプトが機能する為に必要なスタイルのレールを作り上げる事に成功しました↓
ついに完成しました。テールから見たボトム↓
ノーズから見たボトム↓
横から見たレールライン↓
デッキから見たテール↓
デッキから見たノーズ↓
こんな感じでニューモデルを作りました。
このモデルは、あくまでもプロトタイプなので、どんなに早くても販売するのは来年の春頃になると思います。
乗ったらその都度インプレッションしていくのでチェックしてください。